ネイリストさと子

美容師やメイクさん、体のメンテナンスをする整体師やエステティシャンなど、美容関係を職業とする男性は数多くいらっしゃいますよね。では「同じ美容業界であるネイリストにも男性は存在するのか?」「そもそも男性でもネイリストになれるのか?」と疑問をお持ちの方もいると思います。

いろんなマニキュアいきなりですが、結論から申し上げると答えは“YES”です。
ネイリストに性別は関係ありませんので、男性でもネイリストになることはできます。
「でも、男性に手を触られるってちょっと嫌かも」と考える女性は当然いると思います。実際、男性ネイリストはどんな人なのでしょうか?

そこで今回は、私が実際に出会った男性ネイリストのことについて書いていきたいと思います。
わたしは18歳の時に初めてスカルプに興味を持ち、スカルプチュアネイルをしてもらう為にネイルサロンを訪れたことがありました。その時担当してくださったネイリストが、男性だったのです。

正直最初は「ちょっと嫌だな」と思いました。当たり前のことですが、施術をしている間はずっと手を触られているということです。妙に恥ずかしかったことを覚えています。
固定概念として、ネイリスト=女性でしたし、女性客の多いそんな場所に男性がいるということ自体が意外でした。

案内されるがまま席に座り、施術が始まりました。
ところが始まってしまうと不思議と嫌ではなく、すんなり受け入れられました。それはそのネイリストさんの“雰囲気”に関係があると私は考えます。

まず見た目ですが、ゴリゴリの男性という風貌ではなく、“中性的で清潔感のある男性”でした。メイクさんにオネエの方が多いですよね?元々という方も中にはいらっしゃると思いますが、女性に恐怖感を与えないために自主的に柔らかくされている方もいるのではないかと思います。

やはり容姿は大事です。顔立ちという意味ではなく、雰囲気です。安心感を与える雰囲気が必要なのです。例えば、いつもにこにこしている人って、感じが良くて親しみやすいですよね。そういう簡単なことでいいのです。

ただ、ネイリストはマスクをつけて接客します。ということは、表情が見えづらいということです。一生懸命作った笑顔も半分のパワーになってしまいます。ではなにがふんわり親しみやすい雰囲気をつくり出すのか。私は見た目(容姿)よりも、“声色”が大事であると考えます。

声のトーンや喋るスピード、口調などです。第一印象がその人のイメージの8割をしめるという話を聞いたことがあります。しかもその第一印象は、会ってから10秒ほどで決まってしまうといいます。ファーストコンタクトがいかに大事かが分かりますね。第一印象で1番残るのはやはり容姿ですが、2番目に大切なのが声や態度なのです。

マスクをしてしまっている分の不利は、声で取り返しましょう。容姿と声、これはネイリストになりたいと思っている男性には重要項目です。お客様の98パーセントが女性です。「この人に施術してもらって大丈夫なのか?」「なんだか怖い」などと思われてしまってはもったいないです。技術以上に人柄を求めて来てくださるお客様は多くいらっしゃいます。ファーストインプレッションは大事にしてくださいね。

だんだんと緊張がほぐれてきた私がお客さんとして気になったことは、「なぜネイリストを目指したのか」ということでした。わたしがそう質問すると、「歯が作れるなら爪も作れると思い転職しました」という答えが返ってきました。掘り下げて聞くと、前職は歯科技工士だったそうです。歯を作る材料と爪(スカルプ)を作る材料は同じなのだそうです。そのことを知り、ネイリストを目指したということでした。

このようになぜネイリストを目指したのかというのは100パーセントと言っていいほど聞かれるでしょう。この時に「なんとなく」や「受けたら採用されたので」などと答えてしまったら、せっかくの会話の糸口を自ら断ち切ることになってしまいます。なので、ネイリスト目指した理由をしっかりと答えることもとても大事な項目です。

わたしはここで、「このネイリストさんおもしろい!」と思い、会話が弾みました。男性ネイリストは敬遠される存在ではありません。物珍しさは最高の武器になります。そして期待にも繋がります。事実、私はそのネイリストさんがどんな施術をするのかとても楽しみになりました。仕上がりはとっても繊細で素晴らしいもので、長年指名し続けました。

スカルプはそのお兄さん以外に施術してもらったことはありません。最初不安があった分、仕上がりの感動も大きかったのでしょう。このように、男性にしかない特権もあるのです。

男性ネイリストについてまとめ

デニム柄のネイルチップ近年は仕事と性別はあまり深い関わりを持たなくなってきていますが、その反面、性別がハンディキャップとなっている現実も否めません。それを強みに変える方法を見出すことが1番の近道だと思います。

これはわたしの個人的な意見ですが、男性のほうが女性をキレイに魅せる方法を知っている気がします。特にネイルに対してはそう強く感じます。偏った言い方になってしまいますが、女性は流行りや自分の好みを売る傾向にあり、男性は男目線でお客様に合ったものや万人受けするものを提案する傾向にあると思っているからです。

美容業界において、男性を必要とする場所は絶対にありますし、これからどんどん増えていくと思います。女性の娯楽であるネイルに興味を持つ男性がいることはネイリストとしてとても嬉しいことです。女性社会に気後れせず、素敵なネイリストを目指してくださいね。