ネイリストさと子

現在、ネイルは非常に身近なものになっています。それに伴い、きちんとした技術でお客様に施術できるよう検定試験を受けて合格することが大切な要素となってきました。ですからここではそのネイルの検定について説明していきたいと思います。

ネイルに関する資格は、大きく分けて2つあります。

”ネイリスト技能検定試験”と”ジェルネイル技能検定試験”です。正式名称としてはJNEやJNAなどがタイトル頭につくのですが、今回は内容について書かせていただこうと思っているので説明は省略します。

ネイリスト技能検定試験(以下ネイリスト検定)は、

  • 3級
  • 2級
  • 1級

に分かれており、

ジェルネイル技能検定試験(以下ジェルネイル検定)は

  • 初級
  • 中級
  • 上級

となっています。

他にもサロン衛生士や認定講師資格など複数ありますが、一般的にこの6つの資格がネイリストと深く関わりのある資格となります。その中でも今回は入門編である「ネイリスト検定」についてお話ししていこうと思います。

両手の指先まずネイリスト検定は、簡単に言うと”爪に関する知識をどの程度持っているかをみる資格”です。

サロンの募集要項を見ると「2級以上の資格保有者優遇」などと書いてあるものを目にするかと思いますが、それはこのネイリスト検定のことを指しています。

基本的にはネイリスト検定を持っていないとネイリストは謳えません。

級によって開催回数は違いますが、年に数回決まった日にちに行われます。3級・2級・1級と段階を踏まなければならず、飛び級はできない仕組みです。ではどんな内容の試験をするのかひとつずつ説明させていただきます。

1~ネイリスト検定3級について~

3級は、爪に関する基礎中の基礎を問われる資格です。年に4回開催され

  • 実技試験70分(事前審査10分)
  • 筆記試験30分
  • 受験料6600円

となっています。義務教育を修了した者であれば誰でも受験可能です。スクールや専門学校に通ってなければ受けることができない、などといった規定はありません。

受験者の80%以上が受かる級だと言われていましたが、近年は難易度が上がっているようで、2016年の春季の試験では合格率が67%まで下がっています。

初級の試験だからといって侮っていると確実に落ちてしまいます。

実技試験は、ネイルケア・カラーリング・ネイルアートの行程を70分以内に終わらせるというものです。モデルさんに事前に塗っておいたポリッシュ(真っ赤のマニキュア)を綺麗に落とし、爪の形をラウンドに揃え、爪周りの汚れ(ルースキューティクルなど)を除去、そして赤ポリッシュを10本全部に塗布し、そのうちの1本にお花のアートを施す。

この流れを全て70分以内に行います。終わらなかったらそれまでのできに関わらず不合格なので、なにがなんでも終わらせなければなりません。
次なにやるんだっけ?なんて考えているとすぐタイムオーバーになってしまうので、流れは確実に頭の中に叩き込んでおくことが大事です。

筆記試験は爪の構造や爪の病気・ネイルケアの手順や消毒方法などが出題されます。特に爪の構造と爪の病気は出題数が多いので、重点的に勉強しておくことをオススメします。筆記試験のみ受かった場合、次回は筆記試験が免除になるのでたとえ実技試験が自信のない出来だったとしても気合いを入れ直し筆記試験に臨みましょう。

もちろんどの級も万全の体制で臨んでいただきたいですが、3級の実技試験を受けるにあたって特になにを気を付ければ良いかというと、「トータル的な流れ」だと私は思います。

何かを極めるのも大切だとは思いますが3級はあくまで基礎なので、手順を把握しているか・道具の用途は理解しているか・ポリッシュはムラなく塗れているかなど、最低限の知識が問われる級です。
強いて言えば「ネイルケア」を注意して勉強してみましょう。
ニッパーの使い方は、試験官によくチェックされる項目です。

2~ネイリスト検定2級について~

ネイリストとしてサロンワークを行うにあたって持っているとよい、と言われている級が2級です。こちらも年に4回開催され、

  • 実技試験100分
  • 筆記試験35分
  • 受講料8000円

となっています。受験資格は3級保有者のみです。2級を境に合格率はいっきに下がり、40%を割ります。
独学で合格するのは至難の技なので、習いに行くことをオススメします。

2級の実技試験は、前半と後半に分かれています。前半は3級と同様ネイルケアを行います。3級の場合全行程で70分なので苦手なところに時間をかけることができますが、2級はケアにかけられる時間が決まってきます。

よりスピーディーにケアできるよう心がけましょう。そして後半はポリッシュの塗布とアートに加え、チップ&ラップが加わります。簡単に言うとチップで長さ出しをするということです。チップラップとアートの指は指定されるのでその通り行いましょう。
またその指もそうですが、ポリッシュの色とアートのテーマも毎回違うものが指定されます。

事前に発表されるので間違えないよう注意して練習しましょう。アートの難易度も花より難しいものが指定されます。

筆記試験は爪の構造と病気が主な出題内容となりますが、3級の内容に加えチップラップの手順やネイルの歴史なども出題されます。
しっかり教材を熟読しておきましょう。

2級の重要課題として、やはりチップラップの完成度が第一でしょう。チップラップのやり方は自由なので、自分の得意な方法で臨んでください。また3級に合格しているということは、ネイルケアやポリッシュ塗布は難なくこなせるとみなされるので3級レベルの仕上がりでは落ちてしまいます。キューティクルラインへの攻めやアートの出来栄えなどももちろん大切です。

3~ネイリスト検定1級について~

プロのネイリストになりたい方はぜひここを目指してください。とても難易度の高い資格となり、合格率は3割ほどです。
開催回数は年に2回なので、一度落ちたら半年間待たなければなりません。

  • 実技試験150分
  • 筆記試験40分
  • 受験料11000円

となっています。

筆記試験は爪の構造や病気に加えイクステンションの手順などが加わりとても専門的な知識が問われます。

実技試験の内容はガラッと変わり、さらに高度な技術が求められます。チップオーバーレイとスカルプチュア・3Dアートを150分以内に終わらせなければなりません。技術にプラスしてセンスが必要となってくるのが1級です。

1級は一発合格しない方も非常に多いので諦めず挑戦し続けることが大事です。2級取得した時点でサロンに就職し、経験を積んでから受験するのもひとつの方法でしょう。
焦らずがんばってくださいね!

ネイリスト検定まとめ

2級・1級は専門的な話になってしまうので少し簡潔に話をしてしまいましたが、検定について理解いただけたでしょうか。

お話しした通り、まずは3級を取らないことには先に進めません。またチップやスカルプといった言葉に馴染みがなく何を言っているか分からなかった方もいるかと思います。検定対策の本は2000円程で発売されているので一度目を通してみてくださいね。